そう言ってその人が私の腕を引っ張ってきた時、
「柚葉!!!」
准の声が聞こえた。
ううん。
こんなところに准がいるはずない。
だって准は引きこもりだし、私のこと名前で呼ばな・・・・・
「柚葉!!!」
そう思っていると本当に准の姿があった。
幻聴でも幻覚でもなくて。
――・・・この時、私は昔のことを思い出した。
あれは私達が小学生だった時。
私が小学生の頃のいじめっ子にいじめられている時、
「柚ちゃん!!」
そう言って救ってくれたのは准だけだった。
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