「げえっ……、なに、この人」 自室の机を整理していると、CDのジャケットにはビジュアル系の人物。 美形なんだけど、ちょっと男女の区別がつかない。 「れ、や……? なんて読めば良いか分かんね」 reya。写真の横に書かれたラブリーフォントの文字。 とにかく今は片付けを最優先させ、引出しの中にジャケットをしまう。 ――――――――もしかしたら、この時点で始まっていたのかもしれない。 決して叶うことのない、僕だけの“夢物語”が。