海中から現れた超巨大潜水艦(ノクターン)は着陸用ハッチを開放しスローネ(アイン)を格納する。
ノクターンの船体はシンファクシ級(エースコンバット5)に似た非常に全幅の広い扁平形状をしている。船体の後部側面にはバルジ状の大型の張り出しがあり、この部分がメインバラストタンクと推進器の一部を構成する。船体各所には各種ミサイルの発射口と内蔵型の対空機銃があり、船体前部には補給時等に使用する汎用カーゴベイ、船体後部にはMS射出口もしくは無人戦闘機の射出口を備える。セイル(艦橋部)は船体と一体化した低層形状で、全長300mを遙かに超える巨体だが、艦内に搭載している擬似太陽炉から放出されるGN粒子により高度なステルス能力を有している。

帰還したアレフはオリベントに会うためスローネ(アイン)を後にし、艦長室に向かって艦内を歩いていく。

シャロン:「ボスがお持ちよ。リーダー!」

アレフが艦長室の前につくと、そこにはシャロンとアリスが立っていてアレフの帰りを待ちわびたかのような表情をしていた。

アレフ:「わかっている、自室に戻っていろ。」

シャロン:「了解〜。行こ、アリス。」

アレフは少しきつい言い方をし、シャロンとアリスを自室に戻らせる。
アレフはオリベントの待っている艦長室に入る。

アレフ:「ただいま帰還しました。」

中にはいるとオリベントは背中を向け座っていた。
アレフは初任務の結果を報告しようと口を開くと先にオリベントが話し始める。

オリベント:「報告はいい。私が聞きたいのはあの男のことだ。セルゲイ・スミルノフ、何故助けた?」

アレフ:「奴は優秀な人材です。あそこで始末するのは得策ではないと思いましたので。」

オリベント:「イノベイターである君が認めると言うことは信用しても大丈夫なんだな。」

アレフ:「はい。」

オリベント:「わかった。それじゃここは君達に任せて私は国連に帰るよ。」

アレフは艦長室を出てスミルノフのいる部屋に向かっていき。
オリベントは専用機を手配するように連絡する。

アレフ:「素直に協力してくれるといいのだが。」