この高校も美雪ちゃんが、一緒に受けよう?って
言ってくれた。

天然でバカな私とは正反対な美雪ちゃん。


「なぁ~に、ボォ~っとしてんのよ~」

「ぅぅん~★」

「早くクラス見にいくよ~」

美雪ちゃんは、私の前を歩いた。


「ちょっと待ってよぉ~!!!!!」
私は走った。

美雪ちゃん速い~!!!

そう・・・前なんて気にとらえてなかった。

どんっ!!!!!
「っきゃぁ!!!!」
私は、おそらく誰かにぶつかった。

「いたぁぁ・・」
私は腰を少しあげた。

上を見上げれば、金パツの、ピアスあけてる
腰パンの、イケイケな人がいた。

でも・・・ホストみたいでかっこいい。

ゥわ・・・タイプ・・。

「わり~、大丈夫?」
その人は、ズボンをはらって私の前に立った。

「あ、ごめんなさイ・・」

「俺がはしゃいでたんだし♪」
その人はそう言って、ニィって笑った。

ドクン・・・

「ほい」
その人は私の前に手を差し出した。

「あ、ありがと」

私はその手にチョコンと捕まった。

「よいしょ」
その人は軽々私を引き寄せた。

「ありがと・・・」

かっこいい・・・笑った顔・・太陽みたい・・

「優~早く~!!!」
美雪ちゃんが叫んだ。

「あ、ぅん!!!!」

「優っていうの?」

「え・・うん」

「へぇ~♪」
その人はまた笑った。

「じゃ・・いくね、本当にごめんなさい」

私は、その場を去った。