どう、接しればいいのかな・・・?

そんな不安を持って、学校に向かった。

学校に着くと、美雪ちゃんと仁ちゃんが
駆け寄ってきてくれた。

「おはよ~」

「おっす!優チン」

「2人とも、おはよ」

教室には、悠くんの姿がなかった。

「あれ~悠がいねぇ~」

仁ちゃんが、言った。

「みたいだね・・・」

ちょっと複雑なような、ほっとしたような・・・。

「っま、気にすんな♪」

「ぅんぅん!!」

2人は私を励ましてくれてる。

「ぅん。」

私はそう言って、席についた。

その後、担任がきて、授業が進められた。

でも、そんなこと、耳には入らなかった。

ただ、思い浮かぶのは、あなたの笑顔・・・。
あなたの声・・・。
あなたのぬくもり・・・。

「っ・・・」
こらえきれなかった涙があふれた。

私は授業中なのに、教室を出た。

教室からは、声が聞こえた。

そのまま、走って、屋上へ向かった。

壁に体を預け、泣いた。

隣に、大好きな人がいるだけで、
違う・・・。

空気、雰囲気、全部・・違う・・・。

「もぉ、どうすればいいかわかんないよぉぉ・・・・」

こんなに好きなのにっ・・・


3限目を屋上ですごした。

私はトイレで、顔を洗って、軽く化粧を直した。

そして、何もなかったように戻った。

「優・・・・・・」

「ぁはは♪平気~!!」

明るくふるまった。

「もう1回、悠くんと話せば・・・?」

「私の気持ちは、伝えたし・・・・
美奈ちゃんがいないと、悠くんは、生活出来ない
んだよ・・・?私じゃ、悠くん幸せにできない・・・・」