「俺も、会ったときから、ずっと優が好きだった・・・。
こんなチビで泣き虫を守ってやりてぇ~って思った。」

嬉しいよ・・・・

「優、泣きすぎっ!てゆーか、着ぐるみ超かわいいって!!」

「うるさぁぁい!」

私は恥ずかしくなって、下を向いた。

「こっち向いて?」

悠くんのやさしい声・・・。

私はゆっくり顔をあげた。

目があった。

私はゆっくり目を閉じた。

すると・・・・

~♪~♪~♪

悠くんの携帯が鳴り響いた。

私は、急に恥ずかしくなった。

悠くんは、電話に出た。

美奈ちゃんかな・・・・?

「あ?おう・・・・わかった」

悠くんは、そう言って、携帯を閉じた。

「悠くん・・・・・?」

「あ、わりぃ・・・俺、優を、傷つけたくねぇ・・・。
俺は美奈から離れられない・・・。
なかったことにして・・・・」


悠くんは、悔しそうにそう言った。

「え・・・・?」

「まじ、ごめん」

悠くんは、そう言い残して、公園を後にした。

私はその場にペタンと座り込んだ。

悠くんをとめれなかった・・・。

ちょっと間、動けなかった。

ただ、涙があふれるだけだった・・・。

何分か、そこにいて、トボトボ帰った。

がちゃ・・・・。


誰もいない・・・・。

「何で・・・?辛いとき、みんな一緒にいてくれないのぉ・・・?」

私はリビングで泣いた・・・・。


~♪~♪~♪

私の携帯がなった。

気持ちと間逆に、明るい着メロ・・・。

この着メロは美雪ちゃんだ・・・。