先輩、大好きっ!




部室に行くと…部員は皆いた。でも、皆私に対しての視線が冷たい。


「世奈ちゃん…明音ちゃんに任せてサボる子だとは思わなかったよ。」


え?


「…………」


皆、明音さんに話を聞いたんだ…。私、サボってない。それにハードルを運んだのだってほぼ私なのに…


「…………」


武先輩はあれから何も言ってけらない…武先輩も明音さんを信じたの?


「……………」


「世奈ちゃん…何があったの?」


渋谷先輩が優しく聞いてくれる。


「………ハードルを全部運んで…一つ足りないって明音さんに言われたから取りに倉庫に戻ったら…誰かに閉じ込められました…」


「…………」


「嘘つき。」


え?


「サボってたんでしょ?だってハードルなんて運ぶのダルいって言ってたじゃん!」


明音さんが皆の前で声をあらげて言う…


「ちがっいってな…」


「もー嘘つかなくていいから。」


えっ?


「最近、ダルそうに部活来てたもんな。」


「俺らが明音ちゃんに優しいから拗ねてたの?」


部員の…一部の人たちが言い出した…。
私、そんな風に見えてたの?
一生懸命やってるつもりだったのに。


「…………」


「やる気ないなら辞めたら?いて迷惑…」


「おいっ!」


渋谷先輩が止めるのを無視していい続ける部員達。
……………


「わたし…」