先輩、大好きっ!




「…………っ!!」


寝てた…あれから、叫んでたけど、明音さんは来てくれなくて…何時間ぐらい寝てたんだろ?


「…………」


なんとなく扉を引っ張る…開くわけないか…さっきから何回頑張っても開かなかったんだから…


「え……?」


開いた…ど………して?


「あっ…」


私が外に出ると真っ暗で…生徒はあまりいなかった。


「どうして…」


いつ開いたの?それともはじめから開いてた…


身体中からどっと汗が出たのがわかった…どうしよう…どうしよう。それしか頭には浮かばなくて…


「……おい、」


「…………」


「おいっ!!」


「っ!!」


先輩の声に気付かないくらい私は混乱してた…