先輩、大好きっ!




それからとゆうもの…明音さんは毎日、私にちょっかいをかけてきた。


「ごめんね?」


「いっ、いえ…」


今日も突き倒され…明音さんが来てから何回、尻餅をついただろ…こんな幼稚な嫌がらせには、負けないけどねっ!


「武ーっ!世奈ちゃんったらまた何もないところでこけてたよ。おっちょこちょいだから心配しちゃう…」


心配なんてしてない癖に…自分がおしたくせに…ムカつく。でも我慢!相手にしたらダメだ。


「大丈夫か?」


「はっ、はい!大丈夫ですっ!!」


武先輩が心配してくれた!
それだけで私は嬉しいもん。


「武先輩っ…あ、」


「武ーっ!渋谷君が呼んでるっ!」


「おー、ごめんな。また後で。」


「はい………」


仕方ない。練習なんだから…先輩の邪魔しちゃいけないし。明日の朝言おっと…