「分かった。
知花ちゃんに、実験台になってもらう」

「ちょ、ちょっと千里!!」
「大丈夫――

私達がいるんだし、それに私には知花ちゃんの気持ちがよく分かる。

大事な友達の為に、何か役に立ちたいんだよ…」


それから私達は直ぐに喫茶店を出て、近くのコンビニ行き、頑丈な紐と布テープを購入した。

そして、喫茶店から300メートル程北に行った場所にある公園に向かった。


進学塾の道向かいにあるこの公園は、あの時の事を鮮明に思い出させる…

もうあんな思いを、誰にも味あわせたくない。

絶対に終わらせる!!


.