翌日、私は愛美が迎えに来ると、直ぐに三春駅に向かった。


ハンドルを握っている愛美が、信号待ちで私の方を向いた。

「今日で色々と分かれば良いね。遅くなればなる程、犠牲者が増えるし」

「うん。
とにかく、あの占いサイトがどんなものなのか分からないと、手の打ちようがないしね」


信号が青に変わり、愛美がアクセルを踏んだ。

約束の時間まであと20分。ここから三春駅までは、10分程で到着する。



その信号から10分余りで、私達は三春駅に到着した。

ロータリーに駐車しておく訳にもいかず、近くの100円パーキングに停め、歩いて三春駅の表にある時計の下に立った。


「ここでしょ?」

「そうだよ。
確か知花って人は、白い上着を着て、ジーンズを履いてくるとか言ってたと思うけど…

あんな風に――」


愛美の視線の先を見ると、駅の構内から白い上着にジーンズ姿の女の子が出てきた。

「愛美、あの子じゃないの!?」


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