その後、何度かメールをやり取りし、日曜日の10時に三春駅で会う事になった。

本人がどうしても、あの古本屋が見たいと言ったからだ。


占いサイトがどんなもので、何が書いてあるのかは、当日詳しく聞かせてもらう事にした。

あの店主は韻の使い手だけに、迂闊にサイトを覗いてしまうと、私達まで巻き込まれてしまう可能性が高い。


しかし、いずれにせよこれで、店主が最後仕掛けた罠にかなり近付く事は確かだ。


私は愛美と明日の打ち合わせをすると、玄関の外まで見送りに行き別れた。

明日は、どんな事が起きるのだろうか…


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