断罪者


>友達が2人も巻き込まれて、どうしても占いサイトを作った人が許せないんです!!

でも、私にはこれ以上どうする事も出来なくて、悔しくて悔しくて!!


「愛美、この人と直ぐにでも会えないか、連絡してくれる?
今からでも、その人が住んでいる近くまで行っても良いし…」

「だから、自分でやれば良いじゃん」

愛美は直ぐに、その知花という人に返信した。まだ夕暮れ時だし、時間的には大丈夫だ。

それに一刻でも早く、占いサイトの真相に迫らなければ、この瞬間にも犠牲者が増えているかも知れない。


「う~ん…」

「どうしたの?」

知花という人からの返信を見て、愛美が上体を起こして私を見た。


「今日は駄目なんだって。まだ高校生みたいで、親が厳しいから出られないってさ」

「じゃあ、明日は?
明日は日曜日だし、午前中…出来れば10時頃とか」


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