誰からコンタクトを取ろうかと、各々のプロフィールを見ていて驚いた。
三春市や隣の中井川市だけではなく、東京や神奈川といった遠隔地の人が含まれていたのだ。
私達は思わず顔を見合わせた。
もしこれが本当なら、占いサイトは既にかなりの広範囲に、私達が想像していたよりも多くの人達に知れ渡っているという事になる。
「これって…分かっていないだけで、かなりの被害者が出てるんじゃない？」
愛美の言葉に、私は頷いた。
「そ、そうだね。メールに自動的にＵＲＬが添付される訳だから、爆発的に利用者に増える訳だし…
とにかく、急ごう」
私達はまず遠隔地、東京の人から話を聞く事にした。
年齢は16歳、この雰囲気だと、高校生だろうか？
彼女は友達が自殺した事を、占いサイトが原因ではないかと、疑っている様だった。
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