それまでは、白い背景に柔らかい色彩で書かれていたにも関わらず、突然背景が真っ黒になり、赤い文字で結果が記されていたのだ。
不気味な画面に、一瞬書かれている文章を読むまいと思ったが、多少の不気味さよりも好奇心の方が勝った。
私はその結果を、読み始めた――
内容的には今までの様に読む人を罵倒するものだったが、少し様子が違う。
最後に意味不明な文章が、まるでそれが一番重要な事の様に付け足されていた。
「…――我の生命を以て、全ての罪に罰を与えん。我は全ての罪人を裁く、断罪者也…か」
意味が分からない。
横を見ると、沙菜も同じ様に結果画面を読んでいた。
「沙菜…これ、意味が分かる?」
私が話し掛けると、沙菜は突然メールを打ち始めた。
何が起きているのか分からず見ていると、不意に携帯電話にメールが届いた。
沙菜からだ!!
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