断罪者


トップページにホームページを編集する為の、管理ページに移動出来るリンクがあるでしょ?

それで管理ページに行き、閉鎖してしまえば良いのよ」


私は愛美の言う通り、トップページの下部にあった「HP編集」というリンクをプッシュした。

すると、パスワードを入力する画面に切り替わった。

「愛美、パスワードを入力して下さいっていう画面になったけど、何を入れれば良いの?」


「それは分からない」

「はあ?」

「パスワードは作成した本人が決めるものだから、私には分からないわよ。

名前の一部かも知れないし、誕生日かも知れないし、何も関係ない言葉かも知れないし…」

「それじゃあ、どうしようもないって事じゃない!!」


私は愛美のいい加減な言葉に、少し苛々し始めていた。

しかし、愛美は全く悪びれる様子もなく、話を続けた。


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