君が残してったものを

拾いあつめてみるけど

僕に宛てたものは

どこにも無いんだよ

どうしてだろう

君がくれるのはいつだって

優しくて均一な愛で

「特別」なんてなくて

僕の愛だけが

静かに降る雪みたいに

君に積もってることも

潰れそうになってる

君にも気付けずに

ここまで来たんだね

君がいた所だけが

真っ白な世界の中で

黒く淀んでいて

何だかすごく

すごく嫌だったんだ

綺麗な君なのに

清らかな君なのに

君は時に残酷で

とても汚かったんだ

雪の上で光っている

君の軌跡の中に

僕は見つけられなかった

僕への愛、を。

見つけられなかったんだ

僕が愛した、君の笑顔を。