そのうちの一つ…。

体育館…。

体育の先生も呼ぼう!って奈保が言い教官室に走って行き、連れてきたのは…。

村田の爺さん。


来たのが村田の爺さんで
寂しいような…
安心したような…


なかなか学校から出る事の出来なかった私達だけど、やって来る

“バイバイ”の時。

一生会えない訳じゃない。でも…。

“この時の私達”はもう未来には居ないから。

なかなか言えない
“バイバイ”を幹太が言う。

「何だよ?しんみりして!ここを出て、高校生じゃなくなって、違う県に行っても友達だろ?
いつものバイバイだろ?」

「そ…だね。」


「うん…。」


「「バイバイ!」」


「「またなっ!」」


そう…。

私達は…きっと…ずっと友達。