「星花様?」



那籐さんに呼ばれて我に


かえる私・・・。



「あっ、すみません。


 那籐さんですよね。

 よろしくお願いします。」


「こちらこそ、悠と呼んでください。」



「あぁ~はい。」



「では、星花様学校に行く時間なので

 ご準備を・・・。」


「あっはい・・・。」










―いま思えば運命だったのかな?


 12年もの前の約束。


 覚えててくれたんだね。


 ありがとう。