コンビニ弁当にお茶。それとデザートのプリン。

変わり映えしない、一人暮らしの夕食の買い物。
店を出て、ズボンのポケットでカギを探りながら自分の車に近づいた。

その時、ヴ…ヴ…ヴゥと、携帯のバイブ音が。

「? 俺のじゃねえなぁ」

おしりのポケットに手を当てて確認してみるが、俺の携帯はブルっていない。
周りを見渡しても、誰も居ない。

「どこだ?」

俺は音のする方向を探した。


『それ』はすぐに見つかった。

俺の車の下に落ちていたのだ。