「ただでさえ不況で受注件数が減ってるこの時期に、問題起こさんでくれよ。

社員が女子高生と淫行でタイーホなんて、会社のイメージダウンだからな。
なっ!」

先輩はそう言うと、俺の肩をポンと叩いて立ち去って行った。

「はぁ…」

なんにもしてないのに、足カセはめられた気分だ。

ここで休憩時間終了。
俺は携帯を閉じて仕事に戻った。