「まっ…雅紀!?」


そのまま私達は花火大会がある場所まで走りつづけた


花火大会の場所は、私の家からそんなに遠くもなく徒歩で行ける距離だ


「はぁ!
疲れたね!!」


ハハ、と雅紀は息を切らしながら笑う


「雅紀が走るからでしょ!」


「ねぇ、雪ちゃん。
最初、どのお店いく?」


私の注意も聞かずに、雅紀はキョロキョロと屋台を見て回る


「え…、私…。」


「じゃあ、綿菓子食べよっか。」


「え?
あ、うん。」


今…、話遮られた?