「…じゃあ雪ちゃんいこっか」 そう言って隣りの男の子は雪那ちゃんの手をにぎる 雪那ちゃんに触れるなよ… 手なんか握るなよ 名前を呼ばないでよ ふつふつとわきあがる気持ち それは僕の心臓ををキツく握り、走る衝動を止められない 「ダメ、雪那ちゃんはこっち」 悪魔で彼女の前だから、余裕ぶったこの表情は崩さない だけど内心はドロドロで、張り裂けそうなくらいの痛みを感じ悲鳴をあげている