僕は君の虜~甘め短編集~




途中、


ドンッとぶつかる


「あ…」



「雪ちゃん?」


「…雅紀」


この人は同じクラスの



甲斐 雅紀
【カイ マサキ】


この人だけが私をあだなでよぶ


クラスでも可愛くて人気のある雅紀



「雪ちゃん大丈夫?顔が赤いよ?」


「大丈夫だよ雅紀、気にしないで」



「気になるよ、雪ちゃんだもん…」


雅紀は子犬のような瞳をする



「ありがと、心配してくれて…」


「なんの話かな?」



トンッと肩に重みがのしかかる


「っ…!要先輩!」



「あ、やっと先輩に要つけてくれたんだ」