僕は君の虜~甘め短編集~




「先輩は…なんであたしなんかに構うんですか?他にも女の子がいるでしょう」


「…もしかして好きだからって言って欲しいの?」


先輩は上目使いで見つめてくる


カッと顔が赤くなる


だめだ




自惚れすぎた


「あ…ごめんなさ…い」


先輩の視線が刺さる


やば…泣きそ…



「じゃあ失礼します…!!!」


私は慌てて図書室を出た