お嬢様と執事さん



薫は俺に任せとけ!って張り切って行ってしまった。私はって?ここで蓮さんと待機中……


どうやって横取りするかは謎のまま、ただただここで待ちぼうけなんだよね……


「お嬢様、寒くはございませんか?」


「大丈夫。それにしても薫遅いね」


「そうですね…無事だといいのですが……」


不安な沈黙が流れた途端、ジリリリリッと宝が見つかった合図があった。蓮さんと急いで最初に集まった場所へ行くと、薫が手に宝を。


隣には多分最初に宝を見つけ出したのであろう凱くんと未来が薫に文句を言っている。


その後ろには二人を宥めようと必死の執事さんと、微かに苛立ちが感じ取られる執事さんと、海斗さんの三人の執事さんが立っていた。