お嬢様と執事さん

***パーティー当日***


「遥様、いかがでしょうか?」


パーティーまで後数時間……。私はドレスアップをして、橘さんに髪を結ってもらって、メイクをほどこしてもらった。


「なんか……私じゃないみたい」


鏡に映る自分を見て、目を疑ってしまった。


「橘さんってスゴいね!」


「遥様がお綺麗なのです。私如きがスゴいだなんて……」


慌てて否定してくる橘さん。でも、本当にスゴいと思ったから言ったのに……。それに、私が綺麗だなんて、それこそ可笑しな話だ。