「やっほー♪」 そこには……咲がいた。 「てめぇ……」 「いやぁーまさか付き合ってるとはねぇー」 とニヤニヤしながら俺らを見ていた。 うぜぇ…。 「つーか何でいんだよ」 「今日試験なんだぁー」 「だったら帰って勉強しな」 「あ、明日は得意教科しかないから♪」 ったく…。 「じゃぁ俺帰るから」 「ぇ…?」 隣で俺の上着を着た杉浦が俺を見た。 「玄関にカルピスあるから」 玄関に置きっぱにしていた事を思い出して言った。 「じゃぁな」