午後の授業が終わるにつれ、 早く早くと俺の頭がせかす。 今週は幸運で、掃除当番の週じゃなかったから早く帰れる。 やっと授業が全部終わったら、 隣のクラスから加藤と佐崎が来て、 大きな封筒を渡した。 その封筒には落書きがいっぱいで、バスの中で読もうと思った。 ―――ってか… 「何買ってけばいいんだろ………」 気が利かない俺は考えても分からなくて、杉浦に電話をした。 「杉浦?」 『岡田くん?』 「あぁうん……」 杉浦の声だ…。 すげぇ…… 落ち着く………。