「滝っさっきのボール持ってきて!!」 「はいっ」 荒野先輩に言われて校舎と部室棟の間に飛んでいったファールボール。 まだまだ熱い秋前。 強い陽射しは俺らを焼き付ける。 夏になって黒くなった肌は…まだまだこの色を保ちつづける。 遠くに飛んでいったボールは…どこに行ったのかも分からない。 「(でもあそこ応援部いるから見つけてるかも……)」 スパイクが…土を散らす。