しばらく学校を休み、今日は久しぶりに学校に来たけど重い足取りであるいていた。


『詩月さん』

「はい?」


名前を呼ばれて振り返ると担任の里美先生がいた


『詩月さん、大丈夫?なんだか顔色わるいけど』

「・・・・・。」

下を向いて黙っていると里美先生はさらに質問してきた。


『悩みでもあるの?クラスでなにかあった?』

「・・・・。」


言えなかった。イジメられてるなんて、恥ずかしくて。


『クラス・・・行きにくいの?』

「・・・・」

私を見て先生はわかったように頷いた。


『なら、支援室に行ってみる?』

「え?」

『クラスに行けないなら支援室で頑張ってみないかしら?』

「いいんですか?」

『ええ、いいわよ。その代わり勉強頑張って』

「はい!!」


辛い時間をおくらなくていいと思うと嬉しかった。それに、親友の真理香ともいられる。