「…あなた誰ー?」 「加藤鷹」 「じゃあセックス巧いのね」 「試してみる?」 「いや」 どうやら、この自称加藤鷹はまともではないらしい。 まあ、わたしも同じですけど。 「てか、どうやってここに入ったのー?」 「てか、君もどうやってここに入ったのー?」 明らかな口真似。 なんか苛つく。 「わたしのことはいいやん」 不自然なくらいのスマイル。 動揺を悟られたくないから。 「ドア、開きっぱやったけん」 「うわっ、馬鹿やん」 「お前がな」 犯人はわたしかよ。