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「何だよ、これ。」
坂本君はすごくびっくりした顔でプリントを見てた。
「第67回大運動会リレー選手一覧表」
と書いた紙の四年三組の所には
「坂本 健人」
って書いてあるし、今日は遠藤先生も一緒だ。
「これ、決定なの?」
「うん。だって坂本君走るの速いじゃん。」
「もうすぐ練習も始まるみたいだよ。」
「でもさぁ、親が離婚したから坂本君じゃなくて西山か西川になったんだよ。」
「えっ!?そうなの?」
その時遠藤先生が言った。
「いやぁ、名字変わるの抵抗あるだろ?少し前、お母さんとも話したんだけどな、お前卒業する迄は坂本健人で居ていいぞ。」
「えっ!?じゃぁ俺、学校に行きます!」
「先生、さっすがぁ」
と福田君が嬉しそうに言った。
