「千葉に来るか?」 その時、初めて涼のお父さんが口を開いた。 「美沙ちゃんの決意も簡単には揺らがないだろう。」 「有り難うございます。でも…あたし、千葉には来られません。」 あたしは神奈川出身で、涼と同棲する為に東京都民となった。 頑固なあたしはどうしても 「東京」 と言う街から離れて生きて行くのは嫌だった。 涼とあたしの最後の地。