『リサ…。謝った方がいいよ』
「…そうかな」
『うん。リサの先生を傷付けたくない気持ちもわかるよ。だって好きな人の悲しい顔は見たくないもん』
「うん…」
『それにね…先生はリサのことを嫌いになってないと思うよ』
「そうかな…?」
『うん。先生も後悔してんじゃない?リサに怒鳴ったこと。仲直りするきっかけをリサが作ったらどうかな?だから先生に会いに行っておいでよ。それでちゃんと謝っておいで』
「うん。ありがとう」
電話を切った。
あっ…。
会いに行くって言っても…先生んち知らないんだった…。
どうしよう…。
先生に直接聞くわけいかないしなぁ。
そうだっ!
私は、服に着替えて部屋を出て、
お母さんに出掛けることを伝えると、家を出た。