次の日─。 学校から帰って、リビングに入ると、 お母さんがソファーに座ってお茶を飲んでいた。 「ただいま」 「おかえり」 私は2階に上がろうと、階段に足を掛けた。 「あっ!リサ?」 「何?」 上半身だけ、お母さんの方に向ける。 「今日、先生来られないんだって。体調を崩したみたいよ」 「そっ…そう…」 私はそれだけ言うと、階段を掛け上がり自分の部屋に入った。