【先生×生徒シリーズ】ダイヤモンド─私の初恋は先生─



「リサ?目…どした?」



やっぱり…。
言われると思った。



「目にゴミが入っちゃって」



私は笑いながら言った。
そして先生の向いに座った。



「嘘つくな」



先生の顔が…。
怒ってんの?



「う…嘘じゃないよ…」


「俺に言えないようなことでもあった?」


「だから…目に…」


「だから嘘つくなよ!」



先生が声を荒げる。


体が"ビクッ"と反応した。


私の目にまた涙が溜まる。



「ゴメン…」



先生が俯く。


もし私が本当のことを言ったら…。
先生はきっと悲しむよ…。


先生の悲しむ顔なんて見たくないよ…。