「ありえねぇ~」 男も大爆笑する。 「でしょ?でしょ?」 「もしかして…俺って優しいだろ?こんな女でも連れて歩けるんだぜ的なアピール?」 「何それ~?マジ、ウケるんだけど~」 女が手を叩きながら大爆笑する。 私は涙を必死に堪えていた。 これって…私と先生のことだ…。 私はそう確信した。 出来ることなら後ろのカップルを殴ってやりたい。 「由実…私、帰るね」 私は由実に作り笑顔を見せて言った。 空になった容器をゴミ箱に捨てると、私は外に出た。