「先生の気持ちを伝えてみたらどうかな?先生はカッコイイし優しいから、先生の気持ちを聞いたら嬉しいと思うかもしれないよ?もしかしたら、その子の好きな人は先生かもしれないしさ。でも、その子は幸せだね!先生に好きになってもらえて」
私はワザと明るく言った。
本当は辛いんだ…苦しいんだ…。
「やっぱり気持ちを伝えた方がいいと思う?」
先生が私を見る。
「うん…」
「真心にも同じこと言われたんだ…」
「そうなんだ…。もし直接言えないなら…メールで伝えてみたらどうかな?」
「それいいかも」
先生と目が合う。
このまま先生を見てると泣いちゃいそうだよ…。
私は泣かないように唇をギュッと噛み締めた。



