【先生×生徒シリーズ】ダイヤモンド─私の初恋は先生─



「先生の気持ちを伝えてみたらどうかな?先生はカッコイイし優しいから、先生の気持ちを聞いたら嬉しいと思うかもしれないよ?もしかしたら、その子の好きな人は先生かもしれないしさ。でも、その子は幸せだね!先生に好きになってもらえて」



私はワザと明るく言った。


本当は辛いんだ…苦しいんだ…。



「やっぱり気持ちを伝えた方がいいと思う?」



先生が私を見る。



「うん…」


「真心にも同じこと言われたんだ…」


「そうなんだ…。もし直接言えないなら…メールで伝えてみたらどうかな?」


「それいいかも」



先生と目が合う。


このまま先生を見てると泣いちゃいそうだよ…。


私は泣かないように唇をギュッと噛み締めた。