「俺が聞いてやろうか?」
「えっ?どうやって?」
俺は目だけで真心を見た。
その時、携帯のメール受信音が鳴った。
携帯を開けてみる。
リサちゃんからのメール。
会う前からメールしてた時より緊張して、胸が高鳴った。
『今日はありがとうございました☆楽しかったです(^^)じゃ、おやすみなさい☆』
「誰から?」
真心が聞いて来る。
「リサちゃんから…」
「ちょうど良かったじゃん。明日も休みだろ?デートに誘って、気持ちを聞いてみろよ」
「でも…好きな人がいるって言ってたし…。また会って欲しいって言ったら黙っちゃったんだ…」
「でも彼女の気持ちを聞いてみないと何も始まらないぞ?自分に自信持てよ。当たって砕けろで頑張ってみろよ」
真心に肩を軽く叩かれる。
俺は、リサちゃんにメールした。



