「先生?」 「ん?」 「私ね…可愛くなれるように頑張ってみる!それから…もう"私なんか"って言わない」 私は先生にニコッと笑った。 「うん。じゃー…俺と約束して?」 先生が私に小指を出してくる。 私は、先生の小指に自分の小指を絡めた。 「約束したからね。はい!指切った!」 先生はそう言って、小指を離した。 先生…。 私、頑張るね。 自分のために。 そして…。 先生のために──。