【先生×生徒シリーズ】ダイヤモンド─私の初恋は先生─



「懐かしいなぁ…。今の春海からは想像できないでしょ?」



速水さんが私の方を見て言った。



「…はぃ…」


「春海はさぁ…。この頃、ネガティブでさぁ…。"俺なんか"ってのが口癖だったんだよな」



速水さんが笑いながら言う。



「リサちゃんも俺と同じなんだよ」



先生が速水さんに言うと、



「えっ?そうなの?もっと自分に自信持ちなよ~」



と、私の肩を軽く叩いて、個室から出て行った。



「なっ!俺と同じこと言ってるだろ?」



私は小さく頷いた。


先生も私と同じような感じだったなんて…。


そんな過去があったなんて信じられないよ…。