次々、料理が運ばれて来る。
どれも初めて食べる料理ばかりで、しかも美味しい。
「リサちゃんさぁ…もっと自分に自信持ったら?」
先生がサラダを食べながら言った。
箸が止まる…。
「"私なんか"ってよく言うけど、どうして悲観的な考えしか出来ないの?可愛くなろうとか見せようとかって努力してる?」
私は俯き首を左右に振った。
先生の言う通りかもしれない。
メイクしたって、可愛い服着たって…自分には似合わないと思ってた。
だから何も努力しようとしなかった。
先生の言ったことが、心に突き刺さる。
私の目から涙がこぼれ落ちた。



