【先生×生徒シリーズ】ダイヤモンド─私の初恋は先生─


私の涙が乾くのを待ってから、私たちは車から降りた。



「はい」



先生が手を出して来る。



「えっ?」



驚いて、先生の顔を見た。



「手…繋ご?」



先生…本気で言ってんの?


なかなか手を繋ごうとしない私を見て、
先生が強引に私の手を握り、指を絡めてきた。


目を見開いて先生の顔を見る。



「デートなんだからさ」



と、先生は私を見下ろして微笑んだ。


男性と手を繋ぐのは…当然初めてで…。
しかもラブ繋ぎ…。


私の心臓は、口から飛び出るんじゃないかと思うくらい、激しくドキドキしていた。