「リサちゃんって、どこ受けんの?」 「○○高校を…」 私は、ノートと教科書を開きながら言った。 「へぇ。そうなんだぁ」 「無理…ですか…?」 「うーん…今は何とも言えないかな…。まだリサちゃんの実力を見てないから」 「そっ…そうですね」 私は"アハハ"と笑う。 「公立は?」 「××高校を…」 「受かるといいね」 先生が微笑む。 「…はい…」 「まぁ、リサちゃんの合否は俺の腕にかかってるんだけど」 先生が微笑んだ。