ケーキを一口食べる。 「美味しい!」 真心さんのお店のケーキって凄く美味しい。 「なぁ…リサ…?」 「ん?」 「昨日…何があったか…教えてくれないか…」 「えっ…」 フォークを持つ手が止まった。 せっかく仲直りしたのに…。 私が話したことによって、また喧嘩になったりしないかな…? 「………」 私はフォークをお皿に置くと俯いた。 「俺なら大丈夫だから…」