【先生×生徒シリーズ】ダイヤモンド─私の初恋は先生─



「俺の方こそ…ゴメン…」



先生が俯いたまま言った。


私は無言で首を左右に振った。



「俺…大きな声出して、大人気なかった…。リサに嫌われたと思って…」



拳を作ってる先生の手の甲に涙が落ちるのが見えた。


先生…泣いてるの?



「先生…。私もね…先生に嫌われたかと思って…。怖くてメール出来なかったの…」



私の目にもいつの間にか涙が溜まっていた。



「リサ…」



顔を上げた先生の目が真っ赤に腫れてる。



「俺…情けないな…男のくせに泣くなんて…」



先生が泣き笑いの顔で言った。