姫と王子。



――コンコン

ちょうど優に電話しようと
思ったときに
部屋をノックする音が聞こえた。



「……はい」



お母さんが部屋に入って来た。

私は顔を見られたくなくて
ベットに潜り
布団を顔まで被った。



「…梨亜、おかえり。
帰って来たんだったら
顔くらい見せなさいね。」


そう言って
お母さんは布団をめくった。


「……その顔………。
何かあったの!?
優に何かされた?」


お母さんは心配そうに
言った。