姫と王子。


「今、彼氏と何ヶ月?」


優から恭二の事を聞かれて
変な気持ちになった。

優は聞きたいのかな……。

私の今の恋愛なんて…。

私が逆の立場ならきっと
聞きたくないはずだもん。




「まだ3ヶ月とちょっとだよ。
短いでしょ(笑)」

「あぁー、充分充分。
そんだけ続いたら充分だよ。」

「ほんとに?」

「俺なんて最高27日だよ(笑)
それも初めて好きになった女と。
俺、初めて付き合ったの
17の時でさ、告白されて
付き合ったのはいいけど
どうも好きになれなくて。
3日とかで別れてた。
毎回そんな事の繰り返しだし。
初めて好きになった女と
付き合ったと思ったら27日だし
遊ばれるしな…
俺って女運ないのかなって
一時期悩んだよ。」



今日初めて優から聞いた自分の話し。


この日から私は優の事を
もっと知りたいって
思うようになったんだ…。



「そうなんだぁ。
私もいままで辛い事いっぱいあったよ?
でもね、辛いときがあるからこそ
今の私があると思うんだぁ。
幸せの後には必ず辛い事があって
辛い事の後には必ず幸せが来る
って私は思ってるから。
きっといつか優クンも
幸せになれるよ♪」

「梨亜、考え大人だな(笑)
俺が餓鬼みてぇだよ。」


優は笑って言った。



「梨亜は今の彼氏と居て幸せか?」

「幸せ………………………
……………じゃないかな。」



恭二の事は好き。
だけど幸せとは言えない。
恭二に不満はいっぱいあるし
私自信が『今幸せ』と
胸を張って言えないような
気がした。



「そっか。
俺らが初めて会ったときに、
もうそろそろ危ないとか
言ってたけど、大丈夫なのか?」



――~~♪~~~―
着信:恭二


優の質問に答えようとした時、
私の携帯が鳴った。