茂里さんがトイレから離れた後、一人でバックヤードに戻った。
「遅いッ!!!着替えんのに時間掛かりすぎだよ!!」
ドアを開けるとすぐに井ノ上君の怒鳴り声が響いた。
「え…?あっ待ってたんだ…!」
「うわー…何それ…ひでぇ」
「ごめんごめん(笑)」
すっかり忘れてたなんて言えない…
「……ん?何それ…」
包装された赤い箱に気付いた井ノ上君。
「あっこれ………井ノ上君に…」
目を丸くして今にも何で?って言いそうな顔
「え?何で?山ピーからは手作り貰ったじゃん」
「いや、これはね私からじゃなくて頼まれたの……」
「誰から?」
「茂里さんから…」
井ノ上君はため息をついた…。


